『翼の帰る処 4 上』妹尾ゆふ子

2日遅れで某大型書店に行ったら翼が無かったのですぐに小さいものの心得た品揃えの某書店に移動して購入。・・・・あせった。
 
焦りのあまり、表紙絵もオビもろくすっぽ見ずにいたら一章の終わりの予想外の展開に驚けた。読まずに居て大正解!というか、そろそろ あの中身をばらしすぎるオビはやめませんか。
で、
タナーギンも、朗らかな(・・・)陛下との会話も、楽しかったけれども、まさかのギスケル再登場をも楽しめるとは。
その上ラキニー姫との会話を皮肉でなく読んで楽しいと思うとは。前巻までよりかなり腹蔵なくとは言いがたいもののそれども腹をわって本音でというか誠実にというか話せてるから。互いの信用できる部分も判ってきたことですしね。ということで以下のごもっともな発言がお気に入り。
 
「隠居と未亡人が世界を破滅から救うなんて、ちょっとおもしろいじゃないの」
 
姫様のことはやっぱりそうなっちゃったかーと正直残念。そうじゃない関係でいてほしかった
 
翼の新刊を購入したときは、すぐ読みたい全部読みたい。電車で読むと最寄り駅〜自宅間の中断がもどかしく、読了するまで路線を延々往復したいと思ってしまうので長居できる喫茶店で読む。紅茶も美味しかったし足。