岸田劉生展

大阪市立美術館岸田劉生展が良かった。出陳物が数も内容も予想以上の充実ぶり。教科書の麗子像があまりに怖くて今まで見たことがなかったけれど、写真とは全く違う。本当に上手いし良くて多彩。
岸田は借りるにしても非常に保険が高いのでここまで大規模なものは今世紀にはもう開催できないだろうということでした。更に個人蔵のものは代替わりが始まっており今後地下にもぐってしまうかもしれないそう。
展示方法はおおまかな年代は考慮しつつ、肖像画、風景画、軸もの、水彩、静物、デッサン等とまとまっているので、技法の研究・変遷、比較ができて解りやすいし面白い。何より麗子微笑は素晴らしかった!びっくりさ。写真じゃ全然わかんないさ。あ存在感。手編みのショールの実在感もすごいし麗子の表情もすばらしい。切り通しも美しかった。個人的には日本画が可愛らしくてでも結構な細密で発見でした。2014にはパリで劉生展を開催する話もでているそうです。て、書いているのはすごく空いていたからです。すんごくいいのに!!だがしかし逆にるんごくいいものをゆったり落ち着いて見られるということでして
 
2階では仏教関係の展示と「関西 中国書画コレクション展」の参加展示「中国書画II 阿部コレクション」王鐸の書画合壁など