『ザ・ライト エクソシストの真実』

ということで見に行ってしまった。 

THE RITE
2011年 アメリカ 120分
アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー、アリシー・ブラガ
 
真面目にエクソシストを描いた映画(と、見える。祓魔師の実際を知らないので印象ですが)。実話に基づく。
神や悪魔に懐疑的な米国人神学生マイケル・コヴァクが、恩師の勧めでバチカンエクソシスト講義に参加し、その際優秀なエクソシストを紹介される。「ルーカス神父は異端だが、異端でないエクソシストなど居ない」という。その彼の悪魔祓いを見学・体験し手伝う最中、神父が自らの無力感に苛まれてしまい、憑かれる 
 
呼ばれて行っても実際には憑いていない件も多いと神父自身が言う上での蛙は、もし精神的な原因ならば儀式として有効だろうし、臨機応変に対応していると信用を増しこそすれ・・・と思えるので、いくら信じかけた反動としてもマイケルの取り乱しぶりは不自然。そもそもあの儀式の段階で気付かないのが不自然。ここもほんとらしくすればいいのに。・・・もしや違うのか、オチからすると本当に勝手に蛙が入っていたのかとも思える。
にしてもこういう場合にまず枕を疑うのは世界共通なのなというのは『蟲師』からの話。
 
悪魔は、隠れたがるし認められたがる。矛盾しているのが悪魔なのか。
『ゴッド・アーミー/悪の天使』のルーさんもだが、ここでもやはり神様認知普及に貢献している。互いに互いの対になるものとしてしか認識されない。
神様大好きなのは堕天使が多いからか。自らが元異教神な場合もそうなの?そう名乗っているそれが実際何かは判らないにしても、今回はバアルだから猫と蛙だったのか。
で、この映画は面白かった
 
メモ
名が重要。少なくともルーカス神父のやり方はそうだった。子種を残したがる。なぜ鉄釘なのか。騾馬て何の象徴?青ざめた馬なんかも関係ある?米で14人というのは多いのか少ないのか